2024年10月10日(木)、ユマニテクプラザにおいて、「半導体・デジタル未来創造センター研究会(第2回)」を開催しました(共催:三重県・四日市市・桑名市)。第2回となる本研究会では、静岡大学から青木特命理事・副学長(地域中核推進・研究所機能強化担当)をお招きして静岡大学の取り組みをご紹介いただくとともに、当センターに着任した2名の教授から研究紹介をいたしました。
企業や自治体、教育機関の関係者合わせて47名の方にご参加いただきました。
冒頭に森センター長、三重県雇用経済部 稲葉副部長からそれぞれ主催者、共催者の挨拶がありました。
続いて基調講演では、静岡大学の青木先生より、「ナノビジョンサイエンス 〜光子・電子を個々に取り扱う画像工学〜」と題してご講演いただきました。
青木先生が副所長を務めていらっしゃる静岡大学電子工学研究所は、発足当時の2004年に21世紀COEプログラム「ナノビジョンサイエンスの拠点創成」を獲得され、その後も産官学の機関連携体制を築きながら数々の事業に採択されております。
・2013年4月共同利用・共同研究拠点「イメージングデバイス研究拠点」
・2013年6月「浜松光宣言2013」の調印(静岡大学、浜松医科大学、光産業創成大学院大学、浜松ホトニクス(株))
・2013年10月「革新的イノベーション創出プログラムCOI-S」
・2016年度地域イノベーション・エコシステム形成プログラム
「光の尖端都市「浜松」が創成するメディカルフォトニクスの新技術」
・2016年4月ネットワーク型共同利用・共同研究拠点「生体医歯工学共同研究拠点」
青木先生には当研究所におけるご自身の研究内容を、詳細にわたり解説いただきました。また、青木先生は静岡大学発ベンチャー「株式会社ANSeeN」を創設され、大学としての取り組み・企業としての取り組みの違いや分野融合等についてお話しいただきました。
続いて三重県雇用経済部 永井企業誘致推進課長補佐より「みえ半導体ネットワーク」(事務局:三重県、令和5年3月設立)におけるこれまでの取り組みについて紹介がありました。三宅教授の出前授業や、半導体センター紹介動画(別記事)についてもご紹介いただきました。
続いて三宅副センター長から、当センターの取り組みについて紹介がありました。
続いて当センターに着任した2名の教授から、それぞれ研究内容の紹介がありました。
・濵口 達史 教授「可視光VCSELの最新の進展と次世代レーザーの研究」
・姚 永昭 教授「放射光X線を利用したパワー半導体結晶中の格子欠陥のオペランド観測」
閉会にあたって、四日市市商工農水部 武藤理事よりご挨拶をいただきました。
本センターでは、企業や自治体等と連携し、半導体・デジタル分野の人材育成を強化していきます。
次回の研究会でも、皆様のご参加を心よりお待ちしております。